HOME フォトギャラリー
創立150周年記念式典・記念祝賀会

 11月4日(土)の創立記念式典では、創立記念事業実行委員会会長式辞、校長式辞の後に、飯豊町長様からご祝辞を頂戴いたしました。また、祝賀会では、教育長様にご祝辞を頂戴いたしました。オープニングでの子どもたちによる手ノ子八幡神社獅子舞の発表や、校長式辞で中津川小学校の歴史にも触れたことを褒めていただきました。この場をお借りして、改めて感謝申し上げます。
 第2部は、一般財団法人山形県教職員互助会主催のスクールコンサートを開催しました。「オペレッタ工房 フェアリイ・テイル」さんによるオペレッタ「幸福の王子」をはじめ、ピアノ演奏やソプラノとテノールのオペラを鑑賞しました。アンコールとして、飯豊町民歌「いつも心に」をピアノの生伴奏でオペラ歌手の方々と一緒に唄わせていだくことができて、とても印象に残る思い出深いコンサートとなりました。
 以下、第1部式典の児童代表のあいさつを紹介します。
 

『150年』の思いを受け継いで 

手ノ子小学校は、今年、創立150周年という記念の年を迎えました。今日まで学校の名前や場所を変えながら、今までたくさんの卒業生を送り出してくれました。150年という長い歴史をもち、僕の家でも4代続けて手ノ子小学校の卒業生となります。
 昔の手ノ子小学校では、グラウンドの南西側に土俵があり相撲大会が行われるなど、今はなくなってしまった行事がたくさんあったそうです。昔から地域の方との繋がりが深く、たくさんの事を教わり、温かく見守られてきました。
 今年のクラブ活動は先ほど披露した、手ノ子八幡神社に伝わる黒獅子舞です。5月から獅子連中の皆さんに指導してもらっています。振り手とお囃子に分かれてみんな一から練習に取り組んできました。一つ一つの動きや音色を覚えるのはとても大変でしたが、御信心やお神酒取り、丁切りなど実際のお祭りで奉納されている舞を教えてもらいました。僕は警護という「おしっさま」を誘導する役割をやりました。僕のじいちゃんもお父さんも警護をやっていて僕も憧れていました。そして練習を重ねるごとに上達し、全校生一丸となって先ほどの獅子舞をご披露出来ました。
 この歴史ある手ノ子小学校も、令和8年度からの義務教育学校開始によって、あと2年半で幕を閉じてしまいます。母校がなくなってしまうのはとても残念で寂しい思いでいっぱいです。しかし、手ノ子・高峰・中津川で育った事、手ノ子小学校での学びを誇りに思って限られた時間を精一杯過ごしていきます。手ノ子小みんなの良いところは、思いやりを持って互いに助け合えるところです。これは今まで先生方や地域の皆さんから受け継いできたことであり、学校が無くなっても変わることはありません。
 手ノ子小学校150周年おめでとうございます。僕はこれからも、手ノ子地区の歴史や思いを受け継ぎ、たくさんの人たちに伝えていきたいと思います。大切なことを教えてくれた手ノ子小学校に感謝の気持ちをこめて。